Fusion PCB に発注してみた。SparkFun.lbr が便利。
Eagle で回路を書こうとしたけど、部品が多すぎて、いったいどれを使えば良いのかわからなかった。個人でも容易に入手できる部品だけ使いたいので。
で、いろいろ探したところ、SparkFun-Eagle-Library (SparkFun.lbr) というのが見つかった。たぶん、これを使えば全て SparkFun で購入できる部品で回路を組めるんだ、と思ったら回路を組むのが楽しくなって、一気に Fusion PCB に発注するまでやってしまった。
(readme を読むと、Eagle 6.0 以上はこっちを使うのが正しいらしい。また、使ったら SparkFun でなんか1つ買ってとのこと。 )
以下、悩んだところのメモ。
(発注方法についてはぐぐると親切なページがいっぱい出てきてすごく助かりました。)
■まず基板サイズを設定する方法がわからず
Grid で、Size: 10 mm にして、layer の 20 Dimension に Width=0 で 5cm x 5cm とか 10cm x 10cm の正方形を描いてその中に収めるようにした。(Fusion PCB では、5cm x 5cm で $9.90 + 送料、メチャ安!)
描いたら直ぐに mil 単位に戻しておく。mil 単位にしておかないと Auto での配線ができないっぽい。Grid は、Size: 25mil, Alt: 12.5mil にしたけど、これでいい?
結局、ちゃんとした基板サイズの設定方法はわかってないけど、自分で描いた枠内に収めればいいのだろうと思う。
■回路図の配線
よくわからんけど、Wire ではなく Net を使わないと接続されないことがあった。特にジャンパピンへの接続。
■配線は面倒なので名前で接続
部品からちょこっと配線を出して、それに Name ボタンで名前を付けて、他の部品の繋げたい部分にも同じようにちょこっと配線出して、同じ名前を付ければ、見た目は繋がってなくても、ちゃんと繋がるみたいだった。48pin のマイコンを使ったので全部配線するなんて面倒だったからほとんど名前だけで繋いだ。
■Auto ボタンでの配線
Routing Grid がデフォルトの 50 じゃ、半分以上配線してくれなかった。最終的には 4 まで細かくして配線した。この結果が Fusion PCB で受け入れられるのかは不明&心配だけど、Drc でのチェックは問題無いので、大丈夫なのかな?どうなんだろ?
パスコンだけは最短で繋ぎたいので、先に手動で配線して、残りを Auto ボタンで配線した。
■Drc
Drc ボタンで、デザインルールをチェックしてくれる。ちょっと配線間が狭いとエラーを吐いてくれるので、こまめに Drc をやるのがよさげ。
Fusion PCB のホームページから落とした Fusion_eagle_rule_v1.1.dru では、Wire-Wire 間とか、6mil になっていたけど、6mil は危ないという情報もあったので、全部 7mil に変更して使った。8mil を推奨としているホームページもあったが、8mil にすると自動配線した配線がそこら中エラーになったので 7mil にした。
■シルクのフォント
proportional と vector が選べるが、vecot にしないとガーバーデータにした時にずれるようだ。
サイズがよくわからないのだけど、シルクは 6mil でもくっきりとのことなので Size=32, Ratio=20% (32x20% = 6.4mil) で描いてみた。どうなるのかは基板が届かないとわからない。
■フォントとかその他色々変更するのは i ボタン
フォントがやけに小さくなる部品があって、大きくする方法に悩んだが、i ボタンで部品を選べばフォントサイズを選べた。
■面付けとVカット
Fusion PCB では面付けが禁止されているらしいが、かなりソフト屋さんな私にとっては、面付けの意味がわからなかった^^;;
同じ回路を一枚の基板に複数入れることを面付け、違う回路を複数入れることを異種面付け、それらを切り離すための溝を掘ることをVカットと言うらしい。
結果的には、異種面付けになって、ジャンパピンの穴を並べて切りやすくしたものになったが、これは問題無いのだろうか?穴を並べておけばリュータで軽く削れば簡単に折れると思ってやってみたのだが、受け付けてくれるだろうか?
■その後
3/20 20:30 ぐらいにメールしたのが、
3/21 10:50 に Status=Processing になって、
3/21 17:05 に In production になった。
3/26 17:53 に Shiped になった。
3/27 10:51 に Traceable になった。でも trace はできず。1-3 days かかるらしい。
4/1 trace できないなと思ってたら、到着した。トータル12日。はやっ。全ての基板の横にマジックで線が引かれてるので全部チェックしてくれたっぽい。本来は5枚だけの筈だが。シルクは輸送時の揺れでこすれたのか基板によっては消えかかってるなぁ。
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